3題

それホックシールド先生が

ならばこちらも遠慮なく言わせてもらおう。「男性をほめるのは女性の仕事」ではないのか、と。日本男性に自信がないのは、女性のせいではないのか、と。日本流に“言わなくてもわかるでしょ”なんてのはもうダメ!ではないのか、と。
(中略)
もちろん、ことさら男性だけ取り上げて擁護するのもおかしいじゃないか、というご意見もあるかもしれない。それはわかる。とはいえ、私が男性であるという点を差し引いたとしても、男性の置かれている状況に対する問題意識はあるべき水準より低いように思われてしまうのだ。つまり、女性にはいろいろな「救いの手」が差し伸べられているのに対して、男性、特に社会的に必ずしも強い立場ではない若年層の男性に対しては、そうした救いがあまりないのではないかと。
(中略)
マスメディアやネットなどにあらわれる言論のたぐいなんかを見てると、女性に対する励ましに比べて男性に対する励ましはずっと少ないみたいだし、女性が書いたものに比べて、男性が書いたもののほうが、自己肯定的な要素がずっと少ないように感じられるわけだ。
そういう差がどこから来るんだろうというのは正直よくわからないが、私としては、「日本男性に自信がないのは、女性のせいでもある」と主張してみたい。よしあしは別として、社会環境的には男性のほうが明らかに厳しい競争にさらされている。当然、誰もがトップランナーになれるわけではない。それでも、女性(たった1人でも)から評価されていれば、それなりに自信を保って、努力を続けていけるものなのではないか、と。しかし、日本男性はほめられない。徹底的に、ほめられない。代わりに、叩かれる。けなされる。笑われる。無視される。繰り返し、手を変え品を変え、執拗に、徹底的に。個別論で「自分はほめてる」という女性の方も少なくないだろうが、総体として日本の男性は「ほめられてる」とは感じていないのではないかと思う。

「男性をほめるのは女性の仕事」と言ってみるテスト: H-Yamaguchi.net

 山口先生は女性にお優しいんですね! 先生みたいな男性が身近に一人でもいれば、私の人生も変わるかもしれないのにー(誉めた
 甘けりゃいいってもんじゃのうございますが。何処でも女には一律甘いなら、それは立派な男性差別だし、一部だけ甘くて他では冷遇されてるなら、差別されてる人が余計困るだけ。均等大事。
 それはともかく、料理男と同じで、特に性差でアドバンテージが出ない辛い仕事を性別で括って片方に押し付けるのはやはり残酷な性差別です。じゃあ日本男児とブサ女子の自尊心を養うにはどうすればいいのでしょうか? 一つはもう既にある方法で、ホストやホステスにお金を払って誉め倒してもらう事です。お水が嫌なら、何とかカウンセラーとかヒーラーとかに頼みましょう。お水もいんちき心理学もスピリチュアルも嫌ァ!! という人が困るのが難点。あとお金が一杯要る。お金が無くて落ち込む→やる気が出ないからお金稼げないの悪循環に嵌ってしまったら死ねます。もう一つが、文中にあるヨーロッパの一部方式。人を誉めるのを、日常的な礼儀作法の一部にするのです。下手糞な誉めや見え見えのお世辞も優しく受け止める。でも日本(とイギリス)はそうじゃないっていうのが本来の話なので、これはちょっと難しそうですね。アメリカみたいに、自尊心を伸ばす教育を徹底した結果、DQNなナルシスト大学生が増えちゃった!! てな事態になっても困ります。
 もう一つは、ホックシールド先生が言うところの感情労働を報酬に組み込むことです。数値的に扱うのは冒涜という幻想があるが故に、かえって労働の中で軽視されるというのなら、無理矢理決まった値で給与に織り込むのです。数値的に計って割り引けない為に、特に理由が無いのに誉めをサボったり、他人の誉めを冷淡に受け取ることはしてない仕事で給与を受け取ることとなります。かくしてみんな必死で誉める。必死でさりげなく発展的な誉め方を考え、また他人の失敗誉めに寛大になろうとする。これで皆幸せになれるかも…!
 でも問題点は多そうです。まず、イリイチが指摘したように、主婦/夫の苦労は相変わらず評価されません。また、むかつく感じに似非ハイパーメリトクラシー化が加速しそうでもあります。セクハラの線引きも非常に面倒になりそうです。さらに、これはあくまで集団対集団の話なので、「世の中女は誉められてるらしいのに私は誉められてません><」的な個人の誉められ格差は拡大しまくりそうです。
利用者の嬉しい悲鳴

料理が得意な女性は、もはや「下流」的なのでは?と思った。(まとめ)

 正しいとは思うけど、単純に対偶を取っても成り立たないので注意。要は、女は料理さえ上手ければ何とかなるという価値観は既に時代遅れで、周りが悪いにしろ本人が悪いにしろそんなモン追求するのは外してるっていう話ですよ、と。料理の勉強を止めてもセレブにはなれません。お間違えなきよう。
各地から驚きの声が寄せられています
 さらに言えば男性と違って、これをやれば成り上がれる!! というものが相変わらずないんでしょうね。全体的に。でも消費フェミニズムは待ってはくれない。

リサイクルセックスが分からん

 そして今何故ネットに上がってきてるのかも分からん。書店で見たのって大分前だった気がするにょ

リサイクル・セックス

リサイクル・セックス

 これだよね? 以下読まずに内容を推測。

  • 実は振られた元彼をセクロスで釣ってよりを戻そうとしたけど失敗、していいようにやり逃げされ続ける。でも本人は「リサイクルセックスしてる私って新しい!! カコイイ!!」と現実逃避。元彼は元彼で「嫌いになった女に頼まれて性欲処理に付き合ってやってる俺優しい!! 懐広い!! モテモテ!!」と勘違い。
  • 「もうモテそうにないから服とか化粧とか張り切らなくていいよね、飯も安いところでいいよね?」と、恋愛資本主義的な何かから降りようとする30女性。焦るマーケッター。そこで「今流行りはリサイクルセックス!! 二股じゃないよ!! さあ元彼とおデートするために服買って化粧しておされレストラン予約しようぜ!!」と
  • 途中までは同上。で、「お前ら恋愛しないなら金余ってるだろ? 本とか読めよ。ホラお前らと同年代のへタレ女が何か吹いてるぞ」と

 こうですか? 分かりたくありません><