良栄丸を泣ける話としか思えなかった

 でも一応グロ注意と言っておく
http://www.kdn.gr.jp/~takion/no2.htm (via http://www.kajisoku.com/archives/eid541.html)

だが三鬼船長は、杉板に鉛筆で、以下のような家族宛ての遺書を残していた。
「とうさんのいうことを、ヨクヨク聞きなされ。もし、大きくなっても、ケッシテリョウシニナッテハナラヌ・・・・。私は、シアワセノワルイコトデス・・・ふたりの子どもたのみます。カナラズカナラズ、リョウシニダケハサセヌヨウニ、タノミマス。いつまで書いてもおなじこと・・・・でも私の好きなのは、ソウメンとモチガシでしたが・・・・帰レナクナッテ、モウシワケナイ・・・ユルシテクダサイ・・・・」

(´;ω;`)
 これだったらスケルトン・クルー〈3〉ミルクマン (扶桑社ミステリー)の生きのびるやつ→浮き台のコンボの方が…いや、あれはあんまり精神的にという感じじゃないなあ。グロ+それとは関係なく心理描写が痛々しいという感じに分離しておる。しかし、さすがに実話の方が迫力は上。精神的にとまではいかないが、状況を想像すると辛い。
 しかしそれより最後の証言が気になる。麦角? いやそれにしちゃ長杉。実は最初期から共食いが始まってたのではなかろうか。で、共食い反対派がいて、お前ら陸に戻ったらチクってやる! と。おうおうやれるもんならやったれや、でもその前に沈めっぞ? と売り言葉に買い言葉で、迂闊に他の船に助けを求められない状況が出来たのではと推測。