やっとふせんの出番*1が!! と思ったらどっか行った。アフロディテ様きさま見ているな!! と思ったら挟まっていた。ふーびっくりした。
ききめバッチリ!おまじない162 (小学館ミニレディー百科シリーズ)
- 作者: 小学館
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1991/06
- メディア: 単行本
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タイプ別に列挙してみようとしたら疲れた(精神的に)ので、気付いたことと思いつきを挙げてみる。
- 主体不在の両思いがない。主に月刊誌の占いコーナーだったかしらん
- ハッピー両思いおまじないと題された章が29ページに渡って続いているが、両思いに言及するおまじないは1つしかない。しかもそれは別の章。
- スクールライフの大半が恋愛に関するおまじない。こころの悩みは大半が言動に関するものであり、例外は「家族がいつも仲よしでいられる」(P.105)だけである。それも人間関係に関わる悩みであることには変わりない。体の悩みも、外見と関連が薄いのは「よくねむれるようになりたい」(P.111)のみである。成績も学校における外聞であることを考えれば、社会的な悩みに焦点が当てられている様子。
- 数えてないけど印象で多そうな順。素敵な彼と出会える・彼に意識してもらえる・告白が上手くいく・デートが上手くいく・彼と偶然会える。常に現れるのは「わたし」ではなく「彼」。
- まあ、当たり前というか、明らかに男性を性対象にする人向けやね。
- イラストも漫画も年齢不詳。今に始まったことではないし、少女向け全般の特徴ではありますが。全体のノリとしては小学生っぽいんだけど、新学期のイラストではセーラー服だったりな。
- 一つの仮説として、女児向け文化はどんどん年齢が下に繰り下がってきているのではないかと思った。自分より少し成熟した女性をモデルとして内面化するようなアレがある気がする。ガチャポンのコスメとか何とか。極端に豊満だったり細かったりするイメージは、主に年齢的に水平より垂直方向に蝕む。そうして流行のお下がりを何巡にも渡って繰り返すことにより、かつては女子大生・女子高生のものだったおまじない・占いが、小学生・幼稚園の年長さんに降りてきた。
- この本が出たのは91年、手元にあるのは93年2月に出た第3版。妹が6歳ぐらいの話か。実際手に取ったのはもう少し後だと思うけど、多分遅くても3年生ぐらい。
- 一つの仮説として、女児向け文化はどんどん年齢が下に繰り下がってきているのではないかと思った。自分より少し成熟した女性をモデルとして内面化するようなアレがある気がする。ガチャポンのコスメとか何とか。極端に豊満だったり細かったりするイメージは、主に年齢的に水平より垂直方向に蝕む。そうして流行のお下がりを何巡にも渡って繰り返すことにより、かつては女子大生・女子高生のものだったおまじない・占いが、小学生・幼稚園の年長さんに降りてきた。
- 血液型・星座・似非心理テストとてんこもりです。占いとおまじないは不可分。ライトなオカルト文化と女児文化の親和性。コックリさんとか、トイレの花子さんとか。
ちなみに近年の妹は非コミュ非モテ、ヲタ丸出しの友人の悪口を言いつつ、自分は近代のガチホモ文人に興味津々という、まあジェンダー不適応系です。参考まで。