運命とは眠れる奴隷

 承前
 肝心の本題を書き忘れておった。これだけじゃリンクの意味がないッツノー
 非コミュ的にはトレンディ的なドラマを見てると、お前コミュ能力あるんだから言えばいいじゃんそんな誘い受け糞男とかツンデレ気取り糞女振れよと何とも言えない感情がこみ上げてフラストレーションが溜まることしきりなんですが、それは彼らが空気の奴隷だからです。場の空気を読めるが、いつも気付かないうちに不利な状況に嵌り込み、あたかも嬉々として空気乗り(後述)の尻を舐めているように見える。
 そこから一歩進むと、空気をうまく利用し、ある程度嫌なことを避けつつもおいしい役回りにありつけるようになります。ただしあくまで利用しているだけで、行きたい方向に行ける空気がなければ何も出来ません。ただ空気に乗れるだけですね。英語で言えばエアサーファー。空気をつかめなかったり、いい流れに乗れないでいると、殆ど空気の奴隷と同じに見えます。読めないと乗れませんが、空気の奴隷より読めてるとは限りません。
 最上級のエアマスターになると、その場で自分が欲しい空気を自在に作り出すことが可能です。でもこれは殆どコミュ能力じゃなくて地位ですね。エアサーファーも、空気が読めないと出来ないだけで、コミュ能力の多寡とは(あまり)関係ありません。ヘゲモニー理論とか、階級をあたかもメリトクラシー的であるように偽装するとか。でもこれは非コミュの自助・互助にはあまり関係ない。かも。