私の話はあくまでどのノマカプ(の女キャラが)が好きかという話であって、どの女キャラがピンで好きかという話ではないので、ここで持ってくるのは違う気がします。途中で言われてるように。
ノーマル好きな増田さんは少ないのかな?
よく見るおたくサイト界隈だと、
- 検索キーワード・説明文・自己紹介のいずれかにほぼ確実に好きなカップリング*1を明記
- ピン萌えがない訳ではないが、ほぼ男性キャラのみ
- 好きなキャラなのにカプなしだと、その理由を義務の如く萌え語りで説明する
…という傾向がある感じが。ジャンルの違いとか、イベント活動メインの層とサイト活動が主の層との差とか、あと、好き=メイン活動範囲かどうかが気になりますが。
id:torly:20070624#1182650462については、大半がカプありきの創作活動を前提に、食指の伸びた作品のキャラについて述べた意見だと思われます。参考まで。
最初に言ったように男オタの萌は何だかんだでエロ直結、女オタの萌は関係性にあるというのが散々言われてきた解釈。
彼女達が女の子をピンで愛でる時はある意味男性の萌に近いかもしれない。が、カプとして愛でる時には関係性を大事にする。
だから、ちょっと立ち位置が違うんですよね。ピンで好きになる女キャラの傾向がカプとして好きになる女キャラのそれより守備範囲広い気がする。だからか、長門は勿論、綾波なんかオタ女には昔から無難に受けがいいですよ。みくるは何か男向け撒餌っていっても違う気がします。いやらしさがない。アスカはるひもね。エアリスは微妙ですが(個人的に長門、綾波とは違う立ち位置)。最近はフィギュアとか買ってる子もいるし。
二次創作界での嗜好という視点に重きを置くと、どうしても男性向けはエロが目立ってしまいます。自然物語もクソもない仕上がりになるか、エロに持っていくためのシナリオに。じゃあ男性はエロ至上ゆえにカプ・関係性に無頓着かというとそうではなく、LAS/LRS一大論争が発生したりもして、そこはやや分かりづらいところです。
性差のない部分や、割と一般メディアと差のない部分(男性向けエロの多さ)を引いてしまうと、やっぱりやおいに走る謎が残ってしまうか。
ちなみにみくる撒き餌説は、あまりヲタヲタしてない層へのアプローチをイメージしています。具体的には小学校高学年〜大学生・20代前半の、おたく文化に造詣は無いけどやや興味がある層。例の増田はコスプレしてみたいと言っていた記憶があるので、服やコスメを選ぶ感覚でオタ作品の好きキャラを選んだと解釈可能かもしれません。
FF7はかれこれもう10年前の作品なので、昨今の作品と並べると細部で古臭いというか、オタク界の流行移り変わり早eeeeee!! と思いました。まあ、その間も二次創作は盛んに続いているし、FF7コンスピレーシー(違う)で新たな展開があったので、単純な古さじゃないとは思いますが。
あと、私は書いてませんでしたが、同人で女に人気のあるノーマルカプ、というのは、ほぼ「同人でやおいをおしのけてる、あるいは並ぶ程にはメジャーなノマカプ」という意味だと思って頂きたい。ネウヤコとか。
そう言うと結構ジャンルが限られてくるじゃないですか。公式に近いカプが存在しないか、男性レギュラーが2人以上の作品はほぼ全滅なような…FF7の例でいうと、ほぼ公式のクラエア・クラティは大所帯(ティファ男性向け18禁で大人気。エアリスはオンリーイベントあり)だけど、やっぱり最大派閥は男×男なんだろうなぁ。
その前提だと、女性キャラが女性オタクの脳内でやおい的ケミストリーというかお腐れ様パワーを退けてカプ成立するには、前へ前へ出て男性キャラに絡むような個性の強さが必要な気がしてきました。若手芸人か。暴力っ娘とか男勝りとか、物語を引っ掻き回す活発なキャラばかりになるのは必然なような。
*1:女子組が仲良くしてるところが好きー(百合というほどではない)というのも含む