収入格差の構造

今のところ、会社人間夫&専業/パート主婦の時代の男性が高年収の管理職を占めてるのが原因でしょうか。20代結婚前だと0.75以上と差は小さいですし、IT系なら0.9ぐらいでは。「サラリーマンの平均年収」とか参照。むしろこれから「始まる」んじゃないかと。

ニュースメモ(2007/07/01-2007/07/07) - socioarc

 多分そうは簡単にいかないというか、ぶっちゃけ正社員だけの話ではないでしょうか? id:torly:20070701#1183262093で収入格差と昇進機会の差の相関を示唆しましたが、一般に非正規雇用者には昇進・昇給の機会がないか、あってもごく限定的であるようです。
 女性労働者における非正規雇用率の高さに関しては、既に一部で問題視されています。
google:非正規雇用 女性
 久々の安パイですね。ここで乗らねば無職がすたると思ったので、ひと掘りしてみることにします。お米ちゃんが提示してくれた資料の元ネタはhttp://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/indexkr_4_8_6.htmlのようですが、やたら細かくExcel形式のファイルに分かれていて面倒なので、先ほど別のフレーズで調べていて見つけた他の資料を使ってみます。いずれも平成14年(2003年)のデータですが、新卒以外で正社員になるのは困難なため、この時点で正社員でなかった22歳以上男女の多くは今も正社員ではないでしょう。
google:男女 雇用形態 統計

東北代表: 仙台市(平成14年)

 単位が謎ですが、多分人でしょう。

  雇用者総数(A) 役員と正規の従業員・職員を除いた数(B) 比率(B/A)
全体 459600 149100 0.32
男性 268800 47800 0.18
女性 190800 101300 0.53

近畿代表: 神戸市(平成14年)(単位: 1000人)

  雇用者総数(A) 役員と正規の従業員・職員を除いた数(B) 比率(B/A)
全体 609 201 0.33
男性 360 61 0.17
女性 249 140 0.56

中部代表: 名古屋市(平成9年、14年)

男女ともに「正規職員・従業員」の割合が低下、特に女性は雇用者の半数を下回る

関東代表: 川崎市(平成14年)(単位: 1000人)

  雇用者総数(A) 役員と正規の従業員・職員を除いた数(B) 比率(B/A)
全体 615.0 189.7 0.31
男性 394.0 64.2 0.16
女性 220.9 125.5 0.57

 (精神的に)疲れたのでこの辺で。