- ( ´ω`)「今年流行るらしいアレって背の高い人が着るとバランス悪いよねー」
- ( `д´)「(そりゃ背の高い俺は着るなってことかムキャー)」
- ( `д´)「じゃあ俺は何を着ろというのだップキー」
- (;´ω`)「!? 君の服の話してないし…」
上記のようなやりとりを例にとると、1の( ´ω`)の発言が( `д´)により「背の高い人はアレを着るべきでない」という当為命題として、( ´ω`)の意図とは離れて解釈されている。
雑誌のファッションアドバイスなんかだったら「今シーズン流行のアレは背の高い人には間延びした印象を作ってしまうから買うべきでない」と明示的に書いたりするけど、そういう口調でない場合、例えば前の文ならば「間延びした印象」だけで止めることも多い。実際、ちょっと間延びしているのが格好いいとされるときもあるので、こっちの方が便利だったり。
すべき・すべきでない・ふさわしい・ふさわしくない、善悪・美醜・快不快(特に悪・醜・不快側への言及)に関して触れた発言は、元の意図とは関係なく当為命題と読まれうる。そして、書かなかった部分がどのように解釈されるか(間延びしているのが格好いいから選ぶべきなのか、ヒョロくなってしまうから避けるべきなのか)は、読者が既に持つ情報にかなり左右される。