化粧蝿

 いやいやいや。

メイキャップコンプレックスは女性を支配するからね。映える化粧は必ずあるんだけど(これは断言する)、それに頼るのが「良いこと」なのかはオレにはわからん

 化粧「が」映えるのか化粧「で」映えるのかで若干変わってくるけど、化粧がどうにも駄目な顔というのは確実に存在しますよ!! まず日本の場合、欧米と比較すると男顔の閾値がかなり低いので濃い顔・男顔のブサイクは基本的にアウト。さらに何故かコンシーラがくま隠しとして認識されているので、所謂ブルーベースの人がシミ・そばかす隠しに使える色味の商品を探そうとすると非常に苦労します。ついでに無駄毛・眉が濃い人も危険。毛剃りを丁寧にやっただけで見違えるってことは、ちょっとでも毛が伸びてくると一気に見苦しくなるということです。こまめに剃れば肌荒れの原因になるし、外出先でヒゲが伸びてることに気付くと非常に心臓に悪うございます。あと表皮が荒れる(間に粉やファンデが入り込んで化粧をすると目立りながら悪化)タイプの治りづらい皮膚疾患持ちな。つまり全て俺だッッッ!!!1
 そこまでは行かずとも、例えば昔風のメイクが一番似合うとして、単に地の顔が残念なのかセンスが古い人なのか周囲の人には分からないのではないでしょうか。コテコテのギャルメイクで最も輝くとしても、誉めてくれるのはギャルだけでしょう。年食ってたらギャルにすら馬鹿にされるかもしれないし、自分が幼稚園だった頃の流行ど真ん中というのはダサいを通り越して狂気の香りすら漂うかもしれません。60年代風のメイクには現代の服装は似合わないでしょう。「化粧でなんとかなる」≠「化粧がなんとかなる」なのです。