超人としての女子キャラ

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 この辺の話の流れで、エルフェンリートがあまり陰惨にならずに笑える漫画として受け取られたのは、普通の作品では無敵の超人キャラがボロボロ死ぬのがシュールだからというのから発展して、こんなのを考えた

  • ここでの超人キャラは、主に近年の男性向けヲタ作品において、脈絡無く配置されている美少女・美女キャラのことを指す。特に、実社会における高度な職能の女性の少なさからすると不自然な地位にいることが多い
  • 多分以下の2つの系譜があるとオモ
    • 度を越して若い中年女性、たたき上げの女ボス
    • 萌え分補給のために無理矢理女子キャラを入れ込む手段
      • あるいは、傷付ける性としての男性という葛藤への回答
    • のだめカンタービレののだめ(音楽の天才)、君が望む永遠水月(水泳で全国レベル)なんかの天才・秀才パターンは、実生活で会うことはあまりないものの、フィクション世界では男女共に普遍的な存在である。二次元世界では凡人。
      • そうなる過程や根拠が見える(ような気がする)か否か、というのもあるかも。例えばリサリサ先生(ジョジョ2部)は両方の定義を満たしているが、努力の結果の能力であることが分かりやすいので、ここでの超人キャラではない。
    • 同様に、超能力とか何とかも除く。社会において地位の低い者――女・子供・老人・病人・障害者・異邦人etc――が超自然的な力を行使するというコードは、ヲタ向けでなくても割と普遍的
      • 少女漫画の異能女子は大概このパターンね
      • 普遍的過ぎて美少女キャラてこ入れのために濫用されまくり、イヤボーンと揶揄されたり

 しかし肝心のエルフェンリートも、先達の戦闘美少女の精神分析も未入手未読のために保留なのでした(今日のわんこ)
追記: これを忘れてた→ 四コマ漫画界は空前の「こんな○○歳いねーよ」ブーム……なのか? - SSMGの人の日記 強いおばちゃん、若いおばちゃんを通り越して時代は年増ロリへ。