女子グループとかスクールカーストとかその他

 これ俺祭はまだやっていますか><
http://d.hatena.ne.jp/b_say_so/20070804/1186233951
参考: id:torly:20070228#1172643935
 ご多分に漏れず、中学時代はグループを作る際に必ずと言っていいほどはじかれていました。ちょっと休むと伝達事項がなかったり(机の中に入れておくのが慣例の)配布物がなかったりと、緘黙ならではの問題を利用した嫌がらせもちょくちょくありました。不在時の事だから知りようが無いけど、男子は雑魚児ポジションがたまーに出席時も渡さなかったりする一方、女子が前の席の時でも入ってなかったことがあったので、おそらく女子集団が排除の中心だったのでしょう。
 きっかけという程ではないけど、中学校は複数の小学校から生徒が集まる大所帯で、少人数の学校から来た生徒が大所帯出身者の大派閥から排除されるらしいという噂が保護者にありましたが、私の小学校はその最大派閥でした。父の仕事の都合で転勤が頻繁だったので、卒業小の派閥内でもよそ者扱いだったという解釈もありますが、緘黙に比べると(主観的に)はるかに影の薄い事柄でした。
 しかしながら、私以外の女子にとって集団の再構築が強い刺激だったのは否定できません。5月頃、顔と呼び名は何となく知ってるけどあんまりよく知らなかった女子が突然「ねえ相撲ブラしてるぅ?」と訳の分からない質問をしてきてハァ? と思ったら、間髪入れず「ねえねえtorlyさんってまだブラしてないんだって〜(笑)」とか言い出しやがっててめえあんま滑舌良くない癖に焦った早口で何変な事聞くねん百合フラグか死ねと思った記憶があります。今となっては当時の彼女にとって、ブラジャー着用済みか否かが一体何を意味していたのかは分かりません。しかし、人間関係の急激な変化に急き立てられ、些細なことで優劣をつけて少しでもヒエラルキーの高い位置を占めたかったという推論は可能でしょう。
 ちなみにスポーツはあんまり強くないわ、ヤンキーは僅かながら本当に改造制服着てるようなグループがいるわ、男女ともみんな概ね容姿のレベルが(自主規制)だったわで、スクールカーストを強力に意識させられるようなことはあまりありませんでした。辺鄙な場所だから中坊カップルが遊ぶ場所が無いっていうのも味噌かしら。
 友達と一緒に進学という発想もなく(雑魚児が約一名一緒だったぽいけど、フラグ的に嫌だし没交渉だったので偶然ということにする)行った高校でも、スクールカースト的なものは希薄でした。男子は当時強かった運動部2:ヤンキー(流石に目立った改造制服ではない。どちらかというとチーマー的)2:その他地味1、女子は排他的なコギャル集団が少数、さほど排他的でないギャルが多数、同じぐらいの地味女子+若干の個性さんという分布でした。更生中のアホ高だったので、成績やオタ業にプライドを持つタイプは居なかったみたいです。肥満もヒョロガリもレアキャラでした。
 運動部は教師の監視が厳しかったので、Aクラス感には乏しい感じです。学力は理工系進学科目を履修する生徒からスポーツ推薦狙い、消防・自衛隊で手を打つ生徒までまんべんなくという感じ、モテ具合も人によるという感じです。ただ、スポーツ推薦を決めた生徒で一人彼女へのプレゼントに悩んでる男子がいた記憶があるので、若干有利だったかもしれません。というか、全体的に校内では浮いた話が稀でした。多分一度書いた地味ップルぐらい。ヤンキー・ギャルはおそらく校外で交際していたのでしょう。
 排他的コギャル集団はというと、ダサい女子生徒を見下していたようでした。ソックタッチすら使わない主義で、今と同じぐらい髪の扱いに困っていた私は当然見下し対象だったようです。でも、彼女らの排他的態度は自らの教育的達成度から見たヒエラルキーの低さに自覚的である故だったようです。勉強はもちろん、実習科目も掃除も行事もちょっと気が向かなければダラダラgdgdが彼女らの流儀、もちろん校則も隙さえあれば破るもので、DQN高からの更生に尽力する教師陣との衝突もしょっちゅうよという感じでした。その一方、比較的融和主義のギャル以外とは没交渉で、必然的に集団をまたいだ/恒常的ないじめの空気も希薄でした。希薄なだけで、あったところには濃厚にあったのかもしれませんが。つまり、一部の攻撃的な女子からは露骨に排除されることがあったけど、中学の時のように不便な目に遭うことはない時期でした。中学よりはこっちの方が冒頭の彼女にかぶる(無論現在自分推測の他者視点で)と思います。
 一番モテっぽいのは融和主義のギャル達でした。夏休み明けにはきっちり髪を染め、放課後になるといそいそとスカートを巻き上げ、教師、男子、コギャルや地味系の友人ともそつなくやっていくコミュニケーションの高さが特徴的です。外見は美人(今思い返せば)から微ピザまで様々でした。その美人で男子とも絡みが多い子が、ある日化粧ポーチを落として、その中にナプキンが2、3個丸見えで入っているのを教師に突っ込まれていたのを思い出します。今考えてみると、あれはお泊りセットだったような、そうでもないような。
 ある種、スクールカーストヒエラルキーからはみ出した生徒たちが集まる高校だったのでしょう。DQN校から実験的手法導入で更生を図っているという場の境界性とか、祝祭的というかお祭り的な時間の力だったのかもしれません。学校の外の世界を志向することを許すというか。でもそれは一方で、排他的コギャルの言葉無き思想が示すように、偏差値ヒエラルキーの重力に抗って生徒を打ち上げる場としての無能力の表れでもあったわけですが。
 こんなもんでどうでしょう<id:Masao_hate:20070801:1185948448
ひっそリスト - Akogina Sirouts博士のメモ日記 - オレ理論
 そうそう、喜んで一人になってましたとも。でも図書館カード作る手続きが出来なくて休み時間だけ入り浸ってたり、その分有り余った読書欲を自腹で本買って満たしてたりしてな。最近金に困ると、しょうもない占いや既出ネタだらけの心理学本に費やした金を、あの頃の自分を棒でぶってでも取り戻したくなります。